In-house SEO Meetup [Advanced SEO 2015] powered by CSS Nite

2015年10月24日(土)に開催したIn-house SEO Meetup [Advanced SEO 2015] のフォローアップです。

最終更新日: 2015年11月2日

五月雨式に追加していきます。

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ビデオ

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基調講演:SEOの「これまで」と「これから」
渡辺 隆広(アイレップ)

基調講演 SEOの「これまで」と「これから」を担当したアイレップの渡辺です。

長らく SEO は(理想はさておき)検索エンジンと向き合う仕事が多かったのですが、その検索技術が進化してきたことで、ユーザーと向き合うことが直接的・間接的にも SEO にも好影響をもたらす環境に変わってきています。

しかし同時に、ユーザーのための良い Webサイトを運営するためには、SEO担当者の責任業務範囲だけで必ずしも達成できる目標ではなく、企業内担当者であれば「他部署と連携する」「会社の中に眠っている資産を発掘して、活用する」「マーケティング活動の中に SEO の概念を取り入れてもらう」といった広範囲で、難易度の高い業務が要求される場面が増えていることも意味しています。

SEO という用語が生まれたのは 2000年前後です。この15年間の歴史を通して言えることは「かつては理想論として片づけられていたものが、実際に取り組むべき課題として再び注目を集めている」ことが繰り返されていることです。SEO は検索を通じた情報へのアクセス性を高めるための技術ではありますが、ユーザーのほうを向き、価値のある Webサイトとは何なのかを追求する姿勢も忘れずに SEO に取り組むということも覚えておいていただければ幸いです。

基調講演:SEOの「これまで」と「これから」 渡辺 隆広(アイレップ) from CSS Nite on Vimeo.

テクニカル系パネルディスカッション
本当に押さえなければいけないSEOの技術要件
安川 洋(アユダンテ)、吉野 五十也(アイレップ)、木村 將(エムスリー)、副島 啓一(Faber&Technology)、安田 英久(Web担当者Forum編集長)

テクニカルパネルディスカッションでモデレータを担当しましたWeb担当者Forumの安田です。

当日主に扱った「クロール・インデックス」は、あらゆるSEO施策の基本となる重要なものです。ほかの施策をどれだけがんばっても、クロールとインデックスが適切でなければ、すべてムダになります。もしこれまで意識されていなかったのならば、改めて考えてみてください。

また、
・表示パフォーマンス
・OGP、title要素用のタイトル、meta descriptionなどの要素をシステムとして管理する手法
なども、「ニーズに応えるコンテンツを、検索エンジンも理解できる形で適切に作る」うえでは重要なポイントです。
Web担当者さん・SEO担当者さん自身がCMSやリバースプロクシなどの技術的なことを自分でできるようになる必要はありませんが、社内や外部のエンジニアさんとうまくコミュニケーションして、必要なことを行えるようにしていってください。

最後の辻さんのセッションにもありましたが、昨今のWeb担当者さんが担うべき仕事の幅は、非常に広くなっています。
ということは、「自分が何とかする」だけでなく、「いろんな関係者をうまく巻き込み、理解してもらい、動いてもらう」ことの重要性が、以前にも増して高まっています。

ビジネス目的を定め、ユーザーニーズを把握し、顕在ニーズを拾い潜在ニーズに応えるコンテンツを、いろんな人と協力しながら行うスタイルのSEO担当者さんとして邁進していってください。

テクニカル系パネルディスカッション 本当に押さえなければいけないSEOの技術要件 from CSS Nite on Vimeo.

狙ったキーワードで上位表示できる文章コンテンツ制作の秘訣
矢萩 浩之(クヌギ)

「狙ったキーワードで上位表示する文章コンテンツ制作の秘訣!」で登壇しましたクヌギの矢萩 浩之です。

私の講演を通し、「Googleは文章コンテンツを評価している」という認識を高めていただければ幸いです。

残念ながら、現時点でこの認識が低い方もまだまだ多くいらっしゃると感じます。
そしてそのことが、低品質コンテンツの大量作成を行ったり、SEOの問題点がコンテンツにあるにもかかわらず、小手先のSEOテクニックで問題解決を図ろうとしたりするSEO施策が行われる原因にもなります。

SEO施策を成功させるためにも、Googleは文章コンテンツをきちんと評価しているという認識をもとに、SEO施策を行っていただきたいです。

また、私自身、人に評価されるコンテンツを書かなければ、Googleにも評価されないということを、身にしみて感じております。

お恥ずかしい話、コンテンツ研究をはじめた頃は、「人に評価されなくても、Googleにだけ評価され上位表示できれば良い」と考え、セッション最後の質疑応答にも話のありました共起語を元に、文章コンテンツを作成していたのですが、いろいろ試行錯誤していくうちに、ユーザーに評価されるような文章を書かなければGoogleにも評価されないことに気づきました。

ですので、今は、共起語を元に文章を作るのではなく、MECEを元に人に評価される文章コンテンツ制作を行い、共起語を利用する場合は、文章チェック時の抜け漏れ確認として利用しております。

もし、共起語など含め文章作成支援ツールを使い文章コンテンツ作成する場合は、それをメインに利用し機械的に文章を作成するのではなく、文章作成時の補助機能として利用いただくことをおすすめしてます。

最後に、リライトを行い上位表示するテクニックを身につけると、新規文章作成時のクオリティーも上がりますし、SEO施策の幅が広がります。
例えば、「このキーワードでもう少し上位表示したいな」と思った時、リライトを行い実現できるようになります。

ですので、自分で文章を作成する、ライターさんに書いてもらうなど、多様な現場があるとは思いますが、ぜひ、今回の講演内容を取り入れていただけますと幸いです。

狙ったキーワードで上位表示できる文章コンテンツ制作の秘訣 矢萩 浩之(クヌギ) from CSS Nite on Vimeo.

コンテンツ系パネルディスカッション
徹底討論!価値を生むコンテンツの作成&運用ノウハウ
小川 卓、白砂 ゆき子(Faber Company)、松尾 茂起(ウェブライダー)、土居 健太郎(ヴォラーレ)、有川 鴻哉(ペロリ)

コンテンツ系パネルディスカッションのモデレーターの小川です。
今回は4名の方に、様々な視点からコンテンツ×SEOという文脈で突っ込みを入れあうという
今までにあまりない形式でのパネルディスカッションを行わせていただきました。

それぞれのアプローチが違う中で、皆さんが役立ったと感じた部分が一つでもあれば幸いです。
コンテンツの重要性は今後も増していく中、戦略や方針を決めることの大切さを個人的には改めて実感いたしました。

カスタマー・クライアント・カンパニーにとって1つでもよいコンテンツが皆さんの取り組みで増えることを願っております!
改めて、ご参加いただきありがとうございます。

コンテンツ系パネルディスカッション 徹底討論!価値を生むコンテンツの作成&運用ノウハウ from CSS Nite on Vimeo.

バカ⽑・篠原の聴いてもSEOスキルが全然上がらなそうなセッション
篠原 誠

「バカ毛・篠原の聴いてもSEOスキルが全然あがらなさそうなセッション」で登壇させていただきました篠原です。

検索意図についてはGoogleの技術がどのように変化しても変わらず見ていかなくてはいけない部分なので、今回のセッションを検索意図について考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。
「検索意図を適性に反映させようとしている」という背景を想像していくときちんとユーザーと対面できるようになりますし、SEOももっと楽しいものになるかと思います。

いただいたご質問・ご意見について簡単に回答します。

・「聴いてもSEOスキルが全然あがらなさそうなセッション」というタイトルの割に真面目すぎるのではないか?
→申し訳ありません。フォロー版としてバカ毛の方に不健康なネタを置いておきましたのでこちらで検索意図を考えていただければと幸いです。
フォロー版:【土曜出張】どうしてこうなった検索結果集。読んでもSEOスキルが全然上がらなそうな検索ニュースまとめ(10/24)#inhouseseomeetup
https://www.baka-ke.com/2015/10/24/yakuni-tatanai-kensaku-news-153/

・スライド内の仮説について
→あくまで私の仮説です。Googleが公式で発表しているものではないのでご注意ください。

・吹石一恵の結婚直後の検索結果について
→当日お見せできなかった9/28の検索結果をこちらで紹介します。現在の検索結果と見比べてみるとその変化が特徴的で面白いです。

・特徴的な検索結果の探し方
→私が日常的に行っているのは以下のようなものです。
Yahoo!のリアルタイム検索で表示されているキーワード(速報性のある検索結果が見られる)
Wikipediaの「おまかせ表示」でランダムにキーワードを表示させ検索する(予想しなかった検索結果に会うことがある)

これを機にぜひとも検索結果を楽しんでみてください!

バカ⽑・篠原の聴いてもSEOスキルが全然上がらなそうなセッション 篠原 誠 from CSS Nite on Vimeo.

解析系パネルディスカッション
検索キーワードが見えない時代に何を見るの?
大内 範行(アナリティクスアソシエーション)床尾 一法(シンプルシーン/ガリバーインターナショナル)、村山 佑介(アユダンテ)、明坂 真太郎(リクルートジョブズ)

明坂さんから

「解析」セッションにてパネラーを務めさせて頂きましたリクルートジョブズの明坂です。

解析というテーマ、SEOにおいてとても大事だと私は思っているのですが、振り返ってみると観点がありすぎて、話題の設定が非常に難易度の高いテーマだったと思います。
ディスカッションの中では、なかなか解析する意味など全体感としてお伝えすることが難しかったかなと思いますが、私の考える解析とは、
・事業改善のリズムを作る
・課題を発見する
の主にこの2つの目的を「可能な限り定量的」にやることだと思っています。

定量的であると判断しやすいし、組織として揃えやすい、ゆえに最初のスキーム構築などはめんどくさい作業のように思えて、最終的には楽になるものだと思います。
何より、今後カスタマーとより対峙してコミュニケーションの精度を上げるテストを実施する重要度が上がってくるとした際に、解析基盤の重要性は今後もより上がってくるものだと考えます。

また、定量化するということは、可視化をするということで、可視化をするということは、コミュニケーションが生まれるということだと私は考えます。
セッションでもお話ししましたとおり、コミュニケーションも自組織(マーケティング組織)、エンジニア、決裁者(プロダクトオーナー)、経営者、といった対象によってほぼ別物になります。そもそもの考え方からインストールしなければならないので、SEOを行う担当者および代理店はまずそこの壁を超えないといけないのだと思いますが、そう言った組織の壁などを超えて実施する意思決定こそが本当の意味で今後必要なSEOだと思いますので、その目的を念頭に、私自身も組織内にてコミュニケーションを実践していきたいと思います。

昨今、技術の進化も市場の進化もスピードが著しく上がっており、新しい分析をする術(ツールなど)が増える、新たな考え方が生まれる(アトリビューションなど)、そもそも見れるデータ種類が増える(SearchConsoleAPIや各種サードパーティなど)など、やれること、やらないといけないことは膨大に増えている状況だと思いますが、事業目的に対して[1]活用する必要のあるデータを定義し、[2]計測及び分析する環境を整え、[3]データを活用したスキームでリズムを生み出す。

最初の2つが特にできる人が少なくて大変ではありますが、人材の育成や体制の構築から取り組むべきテーマだと思います。解析は正しいデータ整備ありきでないと成立しないので、アクセス解析ツールの整備や、新たに活用できるデータの発掘などをはじめ、より意識的に取り組んでいただき、事業の発展に活用していただければ幸いです。

解析系パネルディスカッション 検索キーワードが見えない時代に何を見るの? from CSS Nite on Vimeo.

クロージングセッション:SEOの進化
辻 正浩(so.la)

最終セッションを担当いたしました辻です。

今回は、基盤となる基本的なSEOを行った後、継続的に検索流入を上げるためのSEOの方法についてお話いたしました。

まずは基盤となる部分がしっかり行われている事が前提です。この具体的な方法については多く語られている通りです。書籍でしたら、初心者の方には今回のコンテンツパネルディスカッションでも話されていた土居さんの「10年つかえるSEOの基本」が役立つでしょう。初級者以上の方には基調講演で話されていた「渡辺さんの検索にガンガンヒットするSEOの教科書」が役立つでしょう。
SEOの基盤が整った上で更に上げ続けるには、着実にWebサイトに価値を積み上げていくことが一番です。一般的なサイトではそれは価値ある情報を継続して制作、公開し続ける事が一番でしょう。
その確実な方法だけでは難しいようなWebサイトでだけ更なる「検索エンジンに向けた最適化」を検討するべきです。そのような方はぜひ今回お話した事を参考にして下さい。

セッションの最後で今後のSEOのためには、検索を意識したWebページの最適化から検索を意識したWebサイト運営、検索を意識した会社の活動、と広げていくべきと申しました。まずはWebページ単位で成果を上げることができれば、対応できる範囲は広がっていくはずです。

「いま流入を上げ続けるための最適化」も「今後に備えた検索を意識した活動の拡大」も簡単ではない事は確かですが、どこでもできることと思います。個人運営に近い規模の会社でしたら話は違いますが、それ以上の規模を持つ会社のインハウスSEOでは同じ話と考えています。
SEOを意識した対応を広げていく上で難しい事は「社内調整」と「活動の多くの把握」です。この社内調整、会社の活動の把握は会社が大きければ大きいほど難しくなることで、小さな企業のほうが有利という事もあります。

私は必ずしも巨大サイトのSEOばかりおこなっているわけではありません。地方の小企業のWebサイトや数十ページのWebサイトのSEOにも多く関わって参りましたし、今も数サイトのSEO担当をしておりますが、やりやすい部分は多くあると感じています。どのようなWebサイトにも、SEOに活かせる利点はあるはずです。

苦労は多いかと思いますが、うまく行ったときの価値はそれに見合ったものになると思います。また、大変なだけではなくやりがいのある楽しい仕事かもしれません。ぜひ、頑張ってみてください。

クロージングセッション:SEOの進化 辻 正浩(so.la) from CSS Nite on Vimeo.

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クロスフィニティ

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はてな

はてな from CSS Nite on Vimeo.

NTTレゾナント

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Ginzamarkets

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Faber & Technology

Faber & Technology from CSS Nite on Vimeo.

WACAウェブ解析士協会

WACAウェブ解析士協会 from CSS Nite on Vimeo.

関連情報

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