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2008年4月16日に開催したCSS Nite in Ginza, Vol.24では、開演前に特別セッションとして、インフォアクシアの植木 真さんに、Mac OS XのVoiceOver、および、Fire Voxのデモを行っていただきました。
そのフォローアップをご用意いただきました。
インフォアクシアの植木です。CSS Nite in Ginza, Vol.24でご紹介したFirefoxのアドオン「Fire Vox」というスクリーンリーダーですが、当日はMacでスムーズに操作ができずに失礼いたしました。
このFire Voxの開発者であるCharles Chen氏(Google)と中国の北京で開催されている「W4A」というカンファレンスでお会いして、直接対処方法を教えていただきました。
ご興味のある方は、ご自分のMacで是非お試しください。ただし、インテルベースのMac OS X(できれば、10.5 Leopard)をご使用ください。
なお、その際に同席されていたミツエーリンクスの木達さんのMac Bookをお借りしました。この場をお借りしてCharles Chen氏と木達さんに御礼申し上げます。
</li>
<li>control + Shift + A を押すと、ページタイトルから読み上げが始まります。</li>
<li>control + Shift + F を押すと、タグごとに次へ読み飛ばしていきます。 </li>
<li>6.のページの下部にある「The Exercises」のリンク「<a href="http://firevox.clcworld.net/tutorial/tut4.html">4. Working With Live Regions</a>」を選びます。</li>
<li>「<a href="http://firevox.clcworld.net/tutorial/live_polite.xhtml">Examples</a>」にある3つのリンクのうち一番最初のリンクを選択してください。</li>
<li>会場でお見せしたように、左上にある数字が一定の間隔で変化していきます。このとき、何もしなければ数字が変わるたびにその数字が読み上げられます。</li>
<li>control + Shift + F を押すと、コンテンツ部分の読み上げになります。何度か control + Shift + F を押したら、読み上げが終わった後、しばらく何もしないで待っていてください。すると、変化している数字が「Change 7」というふうに読み上げられ、そのまま何もしないでいれば数字が変わるたびにその数字が読み上げられます。</li>
ステップ6で読み上げ音声が聞こえてこない場合は、以下の手順でFirefoxを再起動してください。
<li>[ユーティリティ]→[アクティブモニタ]を選択して、リストから「tts」を選択して終了させる。</li>
<li>Firefoxを再起動して、上記3.から繰り返してください。
</p>
従来は、このように画面の表示が変化しても、スクリーンリーダーはそれを読み上げることすらできませんでした。WAI-ARIAのlive="polite"を指定すると、このようにユーザーが何かしているときは変化しても読み上げず、作業を中断すると変化した部分を読み上げます。これはWAI-ARIAのLive Regionの一例で、緊急性はないものの、タイミングを見て変化を知らせる必要がある場合に使用します。
もう一つの例として、このURLを試してみてください。これはスポーツ速報などでよく見られるスコアの自動更新のサンプルです。この例では、スコアに変化があるとその都度読み上げられます。
アップルストアのデモでは、読み上げ音声がかなりの高音になっていましたが、これを元に戻す方法は以下の通りです。
<li> [コントロールパネル]-[VoiceOver]を選択します。</li>
<li> [Voice]タブを開いて「Reset」ボタンを押してください。</li>