CSS Nite in Ginza, Vol.42フォローアップ(5)益子 貴寛さんのセッション

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2009年12月17日、アップルストア銀座 3Fシアターで開催したCSS Nite in Ginza, Vol.42(Shift 3)のフォローアップとして、『2009年から2010年にかけてのコーディング事情』(益子 貴寛さん)のセッションのスライドと音声をシェアします。

益子さんからのフォローアップ・メッセージです。

サイバーガーデンの益子です。

CSS Niteでは、すでに「HTML5」が何度も取り上げられてきました。 これまでで触れられなかったポイントを、と考えて話しましたが、うまく伝えられなかったかな?という点をフォローします。

まず、クローラビリティから見たHTML5についてです。 HTML5では、header、footer、hgroup、nav、article、aside、sectionなどの「セクショニング要素」が追加されています。 検索サービスが、これらのうちどの要素に含まれる内容かで、評価の重みづけを変える可能性があります。(すでにid名やclass名をもとに判断している可能性もあります) figure、video、audio、source、canvasなどの埋め込み要素も、クローラビリティの観点からも軽視できません。

検索サービスは、「○○ 図」「○○ 動画」「○○ 音声」といったキーワードで検索した場合の、マッチングの判断に利用する可能性が高いからです。 こういった動向にキャッチアップしても、効果があるのははじめだけで、当たり前になってしまえば効果がなくなる(低くなる)のでは、という意見もあると思いますが、それは数年前の「Web標準化」も同じでした。(とはいえ、「機会損失を防ぐ」という意味は、いまもあります) HTML5には技術的にもさまざまなメリットがありますが、こういった「クローラビリティ」の見通しを持っておくことで、クライアントへの説明の強い材料になるのでは、と考えます。

次に、JavaScriptへの関わり方です。 jQueryの開発者として有名なMozillaのJohn Resigさんが、canvas要素の描画のために、「Processing.js」というJavaScriptライブラリを公開しています。 このライブラリをつかえば、JavaScriptの知識がほぼなくても、canvas要素に図形やアニメーションが描画できます。

IEでもcanvasを動作させるためには、「ExplorerCanvas」という便利なJavaScriptライブラリがあります。 このように、JavaScriptがゼロから書けるレベルでなくても、HTML5のcanvas要素が利用できる環境が整いつつあります。

JavaScriptを本気で勉強すべきかどうかは、その人がスキルセットをどう組んでいくかと関係するので、必ずしも「must」ではないと思っています(ほかのスキルに注力すべきであれば、当然そうすべき)。

毎年年末に開催している「Shift」シリーズの第12弾として、2018年のWeb制作シーンを振り返ります。