2010年12月25日(土)
2010年6月5日、ベルサール九段で開催したCSS Nite LP, Disk 9.2(reprise)のフォローアップとして、小久保 浩大郎さん(nodot)の『コーディングコンテストから見えてきた今後の展望』のスライドとメッセージをシェアします。
長丁場イベントの最後のセッションということで、みなさんお疲れのなかご清聴いただきありがとうございました。当初、主催の鷹野さんに「LP9.2でコンテストの解説やってよ」と言われたときはどうしようかと思ったりしたのですが、いざ審査を終えてみると非常に興味深い結果が見え、これをシェアすることこそがコンテストの真の意義だろうと思うに至って当日お話させていただきました。私が感じたところをみなさんを分け合うことが出来たでしょうか。
最後の方で「これから変わってゆくマークアップエンジニアの方向性」みたいなお話をしましたが、実は一つ大切なことをいい忘れていました。スライドや説明では「今のマークアップエンジニアはみんな何か別のものに変わらなければいけない」というようなニュアンスで伝わってしまったかもしれませんが、今の形のマークアップエンジニアはもちろんそれはそれで価値ある仕事に決まってますし、そこのニーズがこれからなくなるわけでもないので、そのまま変わらないという選択肢も当然あると思います。私があそこで言いたかったのは、今広義にマークアップエンジニアとして活動されている方も、それぞれの持ち味を活かしてより専門性を持った職種に発展してくことも可能ではないか、また必要ではないか、ということでした。
人の得意分野もニーズも様々ですから、それぞれが最も力を発揮できる形を作っていけるのが仕事をお願いする側設ける側も幸せになれるんじゃないかな、と思います。
【エディタについて】
Twitterやアンケートを見ると、セッションの内容より使っていたエディタの方がみんな興味があるんじゃないか、という感じでしたが(笑)。あれはKomodo Edit というエディタです。
Active Perl などでおなじみの Active State 社が開発している Komodo IDEという統合開発環境のフリー版となっています。IDE譲りの構文解析に基づく補完機能や、対応言語の多さ、また Mozilla の XULで出来たソフトということで、Linux, Mac, Windowsと、どのプラットフォームでも動くのが特徴です。またプラグインによる機能強化も可能で、このへんがおすすめです。
それでは! Enjoy happy coding!
2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。