CSS Nite LP, Disk 13フォローアップ(7)多田 吉臣さん

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2011年1月22日、ベルサール九段で開催したCSS Nite LP, Disk 13「スマートフォン特集(1)iPhone/iPad編」のフォローアップとして、多田 吉臣さん(ヘルツ)の『 地方におけるミニマムなiPad用Webアプリ制作事例』のスライドと音声をシェアします。

続編のLP16:Android編を6月18日に開催します。

メッセージ

LP13に参加いただき、ありがとうございました!

登壇の話をいただいたときからずっとなんですが、私からみなさんにお伝えできることはなんだろうと随分悩みました。jQTouchネタだけでも時間いっぱい使えそうでしたし、アプリケーションキャッシュとmanifestファイルにスポットを当てるアイデアもありました。

とはいえ、私にはそれほど抜きん出た技術があるわけでも、実績や経験が長けているわけでもありません。人よりちょっと知ってるぐらいのレベルでみなさんに満足いただける内容を提供できるだろうか・・・

そこで、ただ事例紹介をするのではなく、地方でもがいている1制作者というフィルタを通し、目の前の問題を共有できないか、また解決の糸口を探れないか、といったアプローチでお話することにしました。

問題というのは、「ユーザー視点の欠如」に他なりません。制作者は、高度な技術を求められるほど、この意識を保つのが困難です。求められていることに対し結果を出すには、目の前の課題がより技術的なものになるからです。何より、私自身、うっかり見失いがちです。

“ユーザーの心をつかむものになっているか?”

アプリはウェブサイト以上に、「ユーザー視点」が重要です。扱うものが、情報提供ではなく、1つ上の体験だからです。「なくても困らないけど、あったらHappyなもの」を提供するにはユーザーの方をきちんと向いていないとできません。

ウェブサイトは随分とアプリ的要素を求められるようになりました。スマートフォンやモバイルサイトなんかは顕著にそうです。さらに今後は、あらゆる家電機器にアプリが内包されたりと、今よりもっと私たちの生活に浸透していくことでしょう。

まだアプリ制作やスマートフォンサイト制作をしていない方は、機会あればぜひ挑戦してみてください!

これらの制作で得られるノウハウは、今あるウェブサイトをよりいいカタチにしてくれるものでもあり、新しいサービスが登場した際にも、順応するためにきっと力になってくれます。

来たるべき新しいコミュニケーション時代に必要なのは、他ならぬWebの知識と技術を持ったみなさんです。

これからのご活躍を応援しております!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション