CSS Nite LP 29「SEO 2013」フォローアップ(2)鈴木 謙一さん

2013年9月21日、ベルサール神田 イベントホール(2F)で開催したCSS Nite LP, Disk 29「SEO 2013」のフォローアップとして、鈴木 謙一さん(海外SEO情報ブログ)の『SEOの最新トレンドに乗り損ねるな〜海外SEOカンファレンスに見る2013年、そしてこれからのSEOの潮流?』セッションのスライドなどをシェアします。

下記のフォローアップメッセージは、本セミナー開催直後に、参加者向けにご用意いただいたものを転載しています。

2つ目のセッション「SEOの最新トレンドに乗り損ねるな ? 海外SEOカンファレンスに見るSEOの潮流 ?」のスピーカー、鈴木謙一です。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
最優先で取り組んでほしいSEOとして以下の3つを取り上げました。
・セマンティック
・モバイル対応
・著者情報

具体的な設定方法まではセッションのなかで触れませんでした。参照先ドキュメントを一覧にしたので、そちらを参考にして、さっそく運用サイトに取り入れてください。

僕がセッションで話したことが、あなたのサイトのSEO施策に少しでも貢献できることを願っています。

またお会いできる日を楽しみにしています。
なお、ブログGoogle+に来ていただければいつでも会えます。
※Facebookはアカウントは持っていますがやっていません

いただいた質問への回答

Q: schema.orgをすすめていたが、データハイライターではダメなのか。
A: データハイライターは、構造化データに対応する要素を“Googleが学習して”割り当ててくれます。学習による推量であって、確実に認識してもらえる保証はありません。一定のパターンを保っていないと認識率が著しく低下します。極端に言えば、Google任せになります。
これに対して、schema.orgをはじめとする構造化データでマークアップすると、構造化データのタイプをサイト管理者側で明示的に各情報に適切に割り当てることができます。
100%の保証がないデータハイライター任せにするよりは、より確実性が高いマークアップの実装を強く推奨します。
またデータハイライターはGoogleに対してのみ機能します。schema.orgは、GoogleとYahoo!、Bing、Yandexもサポートします(たとえ日本で重要な検索エンジンがGoogleだけであったとしても汎用的に通用する仕組みを使いたいものです)。
Q: 著者情報はニュースメディアにおいても設定すべきか。記事を書いた人に対して設定したほうがいいのか。
A: 一般論として実装すべきです。サイトを運営するのは組織であっても、コンテンツを作成したのは個人になります。著者個人をハイライトするのが著者情報の目的です。実際、CNNやNew York Timesなど米国の主要なニュースメディアは記事執筆者に対して著者情報を設定しています。
とはいえ、たとえばその人が退職したときや、個人を表に出したくないなどの組織としての事情が問題になることもあるでしょう。その問題をどうしても解消できないのであれば残念ながら見送るほかありません。

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション