CPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(18) 「Webデザイントレンド(自治体編)」が終了しました

2015年1月22日(木)、KDDIウェブコミュニケーションズ セミナールームでCPI x CSS Nite x 優クリエイト「After Dark」(18)「Webデザイントレンド(自治体編)」を開催し、50名弱の方にご参加いただきました。

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フォローアップメッセージ(清家さんから)

Webデザイントレンド(自治体編)にご参加いただきありがとうございました。

今回は、これまでの「Webデザイントレンド」よりも幅広い観点で、自治体サイト特有の背景・状況をお伝えしました。特に、自治体向けCMSについては、初めて披露する話題でしたので、自身でもマニアックすぎるかなという懸念がありましたが、各社の業務に関わるトレンド、つまり「時代に最適化されつつある現象」として捉え、新たな発見につなげていただけるといいのではないかと思っています。

セッションの中で何度か登場したWebアクセシビリティに関する公的規格「JIS X8341-3:2010」。現在、自治体サイトの多くは、それをWebアクセシビリティの品質確保基準として、また、総務省が定める「みんなの公共サイト運用モデル」に沿って、一定の基準に達することを目標にWebアクセシビリティへの取組を推進している最中にあります。

そして「障害者差別解消法」が完全施行されると、これまで努力義務・尊重義務だったWebアクセシビリティの確保は、法的な「義務」に変わることが想定されます。今年は、JISの改訂も予定されており、Webアクセシビリティに大きな動きが生じる時期です。今後の動向に注目いただくとともに、セッションの中でご紹介したセミナーにも足を運んでいただくことをオススメします。

今回の「ベストオブ自治体サイト」には、兵庫県の「猪名川町」を選出しました。猪名川町にとって2015年は町制施行60周年の節目。その元日に、関連するコンテンツを盛り込んだWebサイトにリニューアルを果たしたことは、町の広報活動の中でWebサイトが大きな役割を果たしていることをよく表していると感じます。Webサイトの質は人口規模に比例しない。という原さんのコメントがありましたが、Webサイトの質はその町に対する思いの大きさに比例するのかも知れません。

みなさんがお住まいの地域のWebサイト、あるいは業務で携わるWebサイトを、今後の「Webデザイントレンド(自治体編)」でご紹介できることを楽しみにしています。ありがとうございました。

フォローアップメッセージ(原さんから)

Webデザイントレンド自治体編へのご参加ありがとうございました。

Webデザイントレンドと言っても、ビジュアルやユーザインターフェースといった方面だけでなく、アクセシビリティや、重要情報の出し方をはじめとするコンテンツのありかたなど、多角的な広義のデザインが自治体サイトに求められているということがご理解いただけたのではないかと思います。

ただ、こういった多角的な観点でのデザインというのは自治体だけではなく、ユニバーサルなメディアであるWebサイト共通の課題だと感じ、日々の追及を自分自身励んでいます。

Webデザインは、専門家的な能力によって生み出される部分がある一方、それ以外の部分、例えば何かその土地らしさを「醸し出す」部分は深く地域にかかわった人にしか成しえない仕事だろうと考えます。

「味」とか「雰囲気」、「土地柄」「風土」など、リアルな旅行やテレビなどでは感じられないものを感じ、自治体サイトファンになっていただければ、そのことが既に日本の自治体サイトの向上につながったと言っても過言ではないと思います。

今回の講演で取り上げたサイトについては、スライドとともに一覧をテキストファイルにて添付いたしました。

ぜひお時間のあるときなどお楽しみください。

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リンク先

動画

AD18 from CSS Nite on Vimeo.

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション