CSS Nite LP40 フォローアップ(3)西本 泰司さん(ロフトワーク)

2015年4月11日(土)ベルサール九段 イベントホールで開催したCSS Nite LP40「体制作りからクライアントを巻き込むディレクション術」のフォローアップとして、西本 泰司さん(ロフトワーク)の「ハートに近づくWebをつくるために、Web以外のこと「も」考えるようになった」セッションのスライドなどをシェアします。

メッセージ

「ハートに近づくWebをつくるために、Web以外のこと「も」考えるようになった」で登壇しましたロフトワークの西本です。
テクノロジーの進歩と歩調を合わせて増々重要になってくるであろうUXデザインを皆様と一緒に実践してゆけたらいいな、拡げてゆけたらいいな、という想いで登壇させて頂きました。展開が非常に早くて分かりづらかったと思いますが、あたたかいお心で聞いてくださり、参加者の皆様にはとても感謝しております。

アンケートで頂いたご質問について回答させてください!

CJMなど、社内で統一されたフォーマットを作ったり、レクチャーしたり、意識の共有をしていますか?
統一フォーマットは作っていないです。案件情報は社内共有していますので、誰かがCJMなどを作る時に「あの時に作ったフォーマット頂戴!」なんてやりとりは頻繁にあります。また、レクチャーや意識の共有は外部に向けてロフトワークが開催するUXD関連のイベントに参加して学んでもらっています。
★小規模案件ではどのように行っているか聞きたかったです。
小規模案件(LP作成)でデプスインタビューを行ったことはあります。実は、その案件では見積もり項目の中にインタビューは入っていませんでした。「クライアントの課題にマッチしている&僕がやりたかったから」という理由で実施しました。
そんなに頻繁にやってしまうと利益率が下がってしまうので出来ませんが、興味のあるUXD手法の効果を実践を通じて確かめたい時などはオススメです。僕もプロジェクトで新しいUXD手法を投入する時は小規模案件でなるべく実行するようにしています。
★2日間の合宿をお客様に説得する方法が知りたい。
「スケジュールが足りない。それでもしっかり皆さんと検討して満足するプランを作りたい。だからまる二日の合宿でじっくりと時間をとって考えませんか?」というような趣旨で説得しました。お客様も「満足ゆくものを作りたい」という気持ちは同じですし、「仕事を合宿でやる」という経験自体新鮮だと思うので面白がってくれると思います。チームビルディング効果も絶大なのでオススメします。
スライドで使用していたフォントを知りたい
「凸版文久体」です。スマートフォンやタブレットなどで読みやすい素敵なフォントです。
詳しくはこちら↓
http://www.toppan.co.jp/bunkyutai/
なんの音楽を専攻していたのか気になる
はじめはメタルミュージックをやってました。専攻はエレキギターです。高校生の時はドリーム・シアターが好きでした。その後でクラシックの作曲科に変わって、「現代音楽」というマニアックなジャンルの作曲専攻で卒業しました。現代音楽ではヤニス・クセナキスが好きです。

動画

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション