CSS Nite Shift11(8)「Webデザイントレンド」原 一浩(Greative)、矢野 りん、坂本 邦夫(フォルトゥナ)

2017年12月16日(土)ベルサール半蔵門 イベントホールで開催したShift11:Webデザイン行く年来る年のフォローアップとして、原 一浩さん(Greative)、矢野 りんさん、坂本 邦夫さん(フォルトゥナ)の『Webデザイントレンド祭り 2017 - 次の10年のはじまり』セッションのスライドなどを公開します。

フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2017年12月)の時点のものです。

フォローアップメッセージ(補足など)

原さんから

Webデザイントレンドセッションを担当したグレーティブの原です。本年も年末のお忙しい中、受講くださりありがとうございます。トレンドは継続的にチェックし、流れで見てこそ気づくこともありますので、ぜひ来年もご来場いただけますと幸いです。

さて、毎年さまざまなサイトを定期巡回し、その結果をトレンドトピックという形でまとめて発表させていただいていますが、まず、このセッションについてたまに誤解があるので、ちょっとだけ補足させてください。

海外などのブログ記事にある「Webデザイントレンド 2017」のようなところからサイトをいくつか寄せ集めてきて、それについて好き勝手にコメントをするというものではなくて、海外サイトだけでも数千、それも2016年、2015年にキャプチャしたサイトについては再度巡回して、リニューアルされたものも含めて確認しています。また上場企業や自治体サイトは冒頭の掲示数のとおりです。

これら気になったサイトについてのコメントをできる仕組みを用意していて、コメントを総括していった結果浮かび上がってくるトレンドと呼べるようなものをレポートしていっているのが本セッションと言えます。

ということで、Webデザイントレンドセッションについて発表しているのは、「世間で発表されているトレンドとは異なるかもしれないが、実際に調べ続けてきた確信あるトレンド」です

前置きはそのくらいにしておいて、今年感じたのは、もう従来の静止画では伝えきれなくなってきているということです。動きで画面を見たいという要望は随分前からあったのですが、個人的にもそれが臨界点に達した年ということで、スライドにキャプチャを埋め込むのではなく、ビデオを埋め込むという形にしました。

毎年クロールしたサイトはキャプチャをしていますが、これを資料として残していくために保存方法もビデオにするかどうかというのも検討しています。ということで、2018年は、トレンドの保存方法についてもいろいろと考えるべき年となりそうです。

今回のスライドですが、各デザイントピックの最後は問いかけ文のような形で終わるものが多かったと思います。セッション中は矢野さんや坂本さんに見解を伺ったりしましたが、これは参加者の皆さんへの問いかけでもあります。

年末年始のお休み中とかに、なぜこれらのデザインが今年ピックアップされたのかを考えてみてもいいですし、お客さんと一緒に本スライドを鑑賞して一緒にWebのありかたについて考えるというのもいいと思います。

そのためにお仕事などでこのスライドを利用されても一向に構いません(こういう風に仕事で使ったなどお知らせいただけると嬉しいです、あと引用する場合はクレジット表記をお願いします)。

坂本さんから

セッション8のWebデザイントレンドを担当したフォルトゥナの坂本です。師走のお忙しい中、長時間のセッションをお聞きいただき、ありがとうございました。

今年もさまざまなトレンドがありましたが、個人的にはフチ勢からの派生に注目したいと思います。一口に「スマホ」と括ってしまいがちですが、iPhone Xなどの登場によって、また新しいものが生まれてくるのではないでしょうか。

また今回はロシアンデザインのみを取り上げましたが、ブラジルもおもしいということを最後にお伝えしました。もちろんその国のすべてのサイトということではないのですが、オリンピックの特需によって、平常時よりも活性化されることで目立つのが理由だと思います。

来年には韓国の平昌、2020年にはいよいよ東京での開催です。インバウンド対応などもあるでしょうし、きっと皆さんも忙しくなられることと思います。終了後を心配する向きもありますが、きっと仕事はなくなりませんし、やるべきことは矢野さんや中川さんの言葉にヒントがあると思っています。まだまだ人間のすることは多いと思いますので、がんばってこれからの何年かを生き延びていきましょう。

あらためまして今年も本当にありがとうございました。皆さま、よいお年を!

矢野さんから

Webデザイントレンドセッションを担当した矢野りんです。お疲れ様でした!

「矢野の目」では概念的なお話に終始したので、フォローアップでは次の10年に向けて参考になるリソースの紹介とコンペのご紹介をいたします。

「対話」のデザインに興味があるかたにオススメ

Amazon Alexaは「Skills」というアプリの形でサードパーティが機能追加できます。Skillsを開発するための設計指針が「対話」や「アシスタントとしてのコンテンツ」を考えるための足がかりになります。

「利用シーン」のデザインに興味があるかたにオススメ kickstarter

まだ市場投入されていないテストマーケティング中の製品から、実際に量産が進んでいる製品までさまざまな製品のPRが集まるサービスです。どのスタートアップも限られた予算でコピーライトや動画を駆使し、知恵を絞り尽くして「こんな製品あったらいいな」と思わせる努力をしています。矢野はpopIn Aladdinのチームとしてコピーライティングやビジュアル制作を担当しました。

コンペのご紹介:東京都主催オープンデータアプリコンテスト

最後にコンペのご紹介です。

東京都は人口動態をはじめさまざまなオープンデータを運用しています。そのデータの有効活用を促進するためのコンテストです。矢野は審査員として協力します。他の審査員は元Googleの及川卓也さんや、オープンデータ伝道師おじさんの庄司昌彦先生、株式会社三菱総合研究所の村上文洋さんなど顔ぶれも多彩です。そろそろアプリ開発に挑戦してみたいな!という声がいくつかありましたのでその機会の1つとして是非ご検討ください。

オープンデータは商用利用も可能な有益なデータです。見るだけのコンテンツ作りから使う、使えるコンテンツ作りの力を養えると思います!

次の10年、豊かな発想でキャリアを広げていきましょう!!

毎年年末に開催している「Shift」シリーズの第12弾として、2018年のWeb制作シーンを振り返ります。