CSS Nite LP57「All About XD」再演版フォローアップ(7)栄前田 勝太郎さん

2018年6月30日(土)大崎ブライトコアホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」再演版のフォローアップとして、栄前田 勝太郎さん(リズムタイプ)の『クライアント視点から考えるXDの導入・活用方法』セッションのスライドなどを公開します。

フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年6月)の時点のものです。

フォローアップ

「ディレクターが考えるXDの導入・活用方法」で登壇した栄前田です。ご参加ありがとうございました。
他のセッションでXDの様々な可能性が見えたところで、実際のクライアントワークにおける導入や実務における活用方法を紹介させていただきました。
XDはデザイン、プロトタイプ作成、コミュニケーションと多岐に渡って活用できるツールではありますが、新しいツールはそれをいかに導入し、実務においてどのように活用していくかという点が課題になりますので、それについて何かしらの参考になれば幸いです。

アンケートで頂いた貴重なご意見、ご質問に関して

「ディレクターが考える」といったテーマのセッションでしたが、導入・活用の参考になったというご意見を多数いただけました。また、制作側の視点ではありましたが、発注側となる皆さまも発注される際の参考になればと思います。
幅広くXDを利用したケースを紹介しましたが、もちろん何でもXDを使えばいいということではなく、クライアントやプロジェクトの性質に合わせて適宜判断する必要はあります。今回は幅広く紹介することで、皆さんの参考になるケースがあればと考えていました。

(質問)仕様書をXdでとありましたが、グーグルシートに移す時はキャプチャしてはりつけたのでしょうか?アートボード買いのオブジェクトは書き出せないと思いますので

キャプチャでも書き出すのでもなく、XDから該当部分を選択・コピーして、Googleスライドにペーストしていました。
XDからGoogleスライドへのコピー&ペーストは見た目はほぼそのまま持って行くことが可能です。(ただし、テキストも画像化されてしまうので、その後の編集は行えません)

(質問)クライアントとの成果物はどうしているのか知りたかった

クライアントと事前に相談・調整していますが、共有したXDのURLでOKとしてもらうことが多く、それ以外では書き出したPDFファイル。または先方にXDの環境があればXDファイルを成果物としています。

(質問)クライアントがXDを導入しない場合、どこまでの活用が可能か知りたいです。

ほとんどの場合はクライアント側でXDを導入する必要はなく、共有リンク+α(補足ドキュメント等)でプロジェクトに導入・活用できるのではないかと考えています。
クライアント側でXDの導入が必要かどうかは、クライアント側にXDファイルを編集したいというモチベーションとその時間が取れるかどうか(その体制が作れるか)で判断されるのがよいかと思います。

(感想)ただ簡単にできることをクライアントに見せることで、簡単だから安くしてよ・・・的にならないかとても不安

弊社の場合ですが、XDを利用する部分については、どのようなフローとなり、どれくらいの稼働工数がかかるかを伝えています。
簡単に見えるけど、実は工数はきちんとかかっているということを伝えることで回避できるかなと思われます。
(クライアントの関係の問題もあるかと思われますので、一概には言えないと思いますがご参考までに)

(感想)最初に紙やPPTでほしいと言われるので、導入するスキがない(2重で作ったりする)

2つ対応パターンがあると思います。

1つは、なぜ紙やPPTで作る必要があるのか、本当に紙やPPTでなければならないのか、という話をするきっかけにしてしまうパターンです。
この場合、XDを導入したパターンでどのように変わり、どのようなメリットがあるのかを合わせて伝えます。
スタータープランができたことで導入のハードルは下がりましたので、クライアントにもXDの環境を作っていただく提案を行ってもよいかと考えます。
もう1つは、紙やPPTで作りつつ、部分的にXDを利用してみて、比較してもらうパターン。手間はかかってしまうのですが、比較してもらい、XD利用に誘導するように提案します。

(感想)今までのお話はデザイナー向けの話が多かったので、ディレクターとしての活用事例、とてもタメになりました。

(感想)ディレクションの立場としていかに利用すればよいのか?ということがよくわかりました

(感想)ディレクションの自分にとって一番ささるセッションでした。(他同意見)

そう思っていただいてよかったです。

XDはディレクターにこそ使ってほしいツールです。クライアント、デザイナーやエンジニアとのコミュニケーションや、プロジェクト全体の成長のきっかけになるツールですので、ぜひ活用してもらえればと思います。

(感想)クライアントによって熱量がちがうことが、制作側にもその熱量がわかるしくみができるとうれしいなと思います。

体制や状況によるところはあると思いますが、クライアントとの打ち合わせの場に制作側のメンバーも参加してもらうのが一番伝わるかなとは思います。
ディレクターや仕組み的なもので伝えることも可能と思いますが、熱量という点については、実際に対面して体感してもらえると、納得感が得られると考えています。

(感想)XDで良いかはわかりませんね。失敗談は回避できなかったもんですかね?

XDが適しているかどうかはクライアントやプロジェクトの性質によりますので、もちろんケースバイケースですが、トライしてみる価値はあるかと思います。

弊社はクライアントとのコミュニケーションにかなり時間をかけますが、やはり初めてのお取引のクライアントの場合は読み切れない場合があり、失敗談のケースに至ってしまうこともあります。
回避できるのがベストですが、失敗となってしまったケースもそれを次回以降への改善への学びとするようにしてします。

(感想)失敗例はリアルでした。クライアントにも使ってもらうといのは挑戦してみたい。

ぜひ挑戦していただきたいです。それによって、いままでクライアントからは出てこなかった意見やお互いのコミュニケーションの変化を得られると考えています。

(感想)Wires jp ステキです、使います

ありがとうございます!思っていた以上の反響をいただいてとても嬉しいです。

汎用的で実戦で使えるキットとして作りましたが、皆さんに使っていただいて、ご意見・ご感想いただければ幸いです。

Wires jpについてのご意見・ご感想は、
Adobe XD JapanのFacebookページ 、または私のTwitter @katsutaro 宛てにいただければと思います。

毎年年末に開催している「Shift」シリーズの第12弾として、2018年のWeb制作シーンを振り返ります。