CSS Nite redux, Vol.6 (Shift 5「デザイントレンド」再演)フォローアップ公開

2012年1月14日、ベルサール八重洲で開催したCSS Nite redux, Vol.6 (Shift 5「デザイントレンド」再演)「激動の2011年を振り返るWebデザイントレンド!」のスライド、ビデオを公開します。

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Webデザイントレンドとはいえばこの人、原 一浩さん(Greative)に加え、矢野りんさん、坂本 邦夫さん(フォルトゥナ)、小山 智久さん(キゴウラボ)をまじえ、デザイン理論、ユーザーインターフェース、カラーコーディネートの視点から、掘り下げました。

ビデオは下記のリンクからご覧ください。

なお、今年(2012年)のShiftは、12月15日に開催します。Facebookにて仮登録を受付中です。

フォローアップメッセージ

セミナー終了時のフォローアップメッセージをご参考までに。

矢野りんさん

みなさん今年はどんな始まり方でしたか?わたしは新事業づくりであまりデザインできていないのですが、そろそろやることが整理できつつあり、わくわくしています。

さて、このたびはセッションへのご参加ありがとうございました。セッション中、去年見たイイかんじのサイトデザインはどれかという話を私もこっそり小山さんとしました。

わたしの昨年度ナンバーワンウェブデザインはFlipboadです! FlipboadはiOSむけコンテンツ提供サービスですね。UIの独自性、操作性、ファッション性、どれをとってもすばらしいサービスなうえに、訴求ポイントを絞り込みやすいアプリ&サービスサイトです。トレンド化している製品説明ビデオの取り入れ方も素敵。

もう1つはBergから発売予定の小さいプリンターを説明するサイト「http://bergcloud.com/littleprinter/」がすばらしい。これは商品のキャラ立ちも凄まじいですし、それを押し出すアートワークも息ぴったり。こんなふうにキャラの立っている仕事をわたしも目指したいものです。ではでは、理想に向かって今年もがんばりましょう!

原 一浩さん(Greative)

Shift5に引き続きデザイントレンドでリサーチ周りを担当しました原です。

今回はShift5で紹介したサイトに加えてネタも1.5倍に増やして紹介させていただきました。年が明けてみて、改めてこれらのサイトを見渡してみたのですが、昨年のデザイントレンドは、世相を反映した部分が例年にも増して強かったように感じています。

紹介した以外に最近だと、大学サイトの傾向であったり、シンクタンク系の傾向であったりという部分をリサーチしていたりします。

特に大学サイトは、独自の文脈が存在しており、結構日本独自なデザインになっているのではと感じていたりします。そして、そんな風にリサーチを続けていると、まだまだ追えていない方面のサイトは沢山あることに気づきます。

今のところ、飲食店系の傾向はどうなのか、Eコマース系は?などリクエストもいただいております。それらをちゃんとピックアップできるかどうかはともかく、本年もリサーチを続け、それを専門知識と共に面白楽しく紹介できたらと思います。

年末にまたお会いしましょう!

坂本 邦夫さん(フォルトゥナ)

色彩を担当しました坂本です。

今回はShift5よりも時間が長かったこともあり、企業サイトの持つバックグラウンドにも触れてみました。

スライドで紹介したサイトは規模の大きな企業であるため、「邪推」という言葉を使わせていただいたのですが、本来、サイト制作時にはブランディングを考える上で、ビジュアルデザインに入る前に話されるべきことだと考えています。それがトレンドをどのように取り入れるかということにもつながるにではないでしょうか。

ちょうど今日、auのロゴが変わったというニュースが流れてきました。なぜこのタイミングで変わったのかという理由を考えてみると、それがデザインに活かされていることが見えてくるかもしれませんね。

少しでもよいデザインを、少しでもよいUIを。考えるべきことはたくさんありますが、今年も様々な情報を提供できればと思っています。

それではまたの機会にお会いいたしましょう。

小山 智久さん(キゴウラボ)

UI・UX担当の小山です。

Shift5にくらべて、1.5倍の長さとボリュームになって、見る側のみなさんもお疲れになったのではないでしょうか?。その分、新たに加わったサイトが皆さんのデザインのヒントになっていればいいなと思います。

折しも、海の向こうラスベガスでは家電トレードショーのCESが開催されていて、また新しいテクノロジーやデバイスが発表されているようです。HTML/HTTPの世界は、「ページ」という切り口を超えて、いろんな生活環境の中に溶け込んでいくようです。

スマートフォン、HTML5、jQuery....とテクノロジートレンドの変化が激しい時代だと、ついそちらを追いかけることに目が行きがちですが、テクノロジーの変化が、コンテンツやメッセージの訴え方にどのような変化を与えるかまで考えを巡らせて欲しいと思います。

僕は個人的に、「ページ」と「アプリ」が融合する時代がくるんじゃないかなって思っています。今回おみせした事例にはまだなかったですが、「メトロ」はそのきっかけになるんじゃないかなって思っています。皆さんどう思いますか?

そんな事例がまたご紹介できる機会があれば、いいなと思っています。今回はありがとうございました。またお会いしましょう。

出演者の著著など

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション