CSS Nite LP, Disk 20:Webデザイン行く年来る年(Shift5)フォローアップ(3)『HTML5のアクセシビリティ』(植木 真さん)

111210_shift5_0199.jpg

2011年12月10日(土) に開催したCSS Nite LP, Disk 20:Webデザイン行く年来る年(Shift5)のフォローアップとして植木 真さん(インフォアクシア)の『HTML5のアクセシビリティ』のスライド、音声などを公開します。

フォローアップメッセージ

アクセシビリティのセッションを担当させていただいた、インフォアクシアの植木です。

CSS Nite LP20 Shift 5にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。そして、本当におつかれさまでした!

HTML5のアクセシビリティは、まだまだブラウザや支援技術の対応を待たなければならないというのが現状ですが、今の状況を皆さんと共有できればと考えてお話をさせていただきました。

時間も限られていましたので、押さえておきたいポイントを厳選したのですが、それでも早口となってしまいスミマセンでした...。

改めて、HTML5のアクセシビリティはどうなるのか?

「HTML5」の仕様はラストコール(最終草案)になったとはいえ、アクセシビリティに関してはワーキンググループでもまだ絶賛議論中のようです。まだまだ未知数な点も多いのですが、それでもアクセシビリティ確保の基本はこれまでと変わりません。

アクセシビリティは、テキストが「命」、HTML5でも、マークアップが「命」、そして、キーボード操作も「命」です。

中でも、HTML5では新しい要素や属性が増えるので、細かいところまでマークアップできるようになりますよね。そういう意味では、マークアップ・エンジニアの皆さんにとっては、これまで以上に腕の見せ所になるのではないでしょうか。

そして、アプリ系のインタフェースには、アクセシビリティに標準対応しようとするライブラリも出てきました。それらを活用すれば、特に何もしなくてもアクセシビリティが確保されているようになればいいなと今後の進展に期待しています。

さて、当日のスライドはこちらにアップさせていただきました。

紹介したサイトやライブラリ、ムービーへのリンクもありますので、お時間のあるときにゆっくりご覧いただければと思います。

アクセシビリティは、音声読み上げ対応だけじゃありません。高齢者・障害者対応だけでもありません。スマートフォンやタブレット端末などの普及によって、Webコンテンツはデバイスを選ばないことがますます求められるようになってきました。そして、Siriのような新しいアクセス方法も登場してきました。

ビジュアルの訴求力はもちろん大事。それと同じくらい、一人でも多くの人に、一つでも多くの場面で、そのコンテンツやサービスを届けられるかどうかも大事になってくるのではないでしょうか。

来年はそんな視点からも、アクセシビリティのことを考えていきたいですね。

Wish you have a Merry Christmas and a Happy New Year :-)

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション