2017年1月 2日(月)
2016年9月24日(土)TKPガーデンシティPREMIUM神保町で開催したCSS Nite LP47「Coder's High 2016」のフォローアップとして、西畑 一馬さん(トゥーアール)、小林信次さん(まぼろし)の『フロントエンドからのテクニカルディレクション』セッションのスライドなどを公開します。
セッション9「フロントエンドからのテクニカルディレクション」を担当したまぼろしの小林です。
長丁場のイベントでセッション数も多く、頭の切り替えなど大変だったと思います。
お疲れさまでした。
以下、いただいたご質問への回答です。
確かにクライアントにまでGitの利用方法や、正しいタスク管理ツールの使い方を理解いただくのは難しい場合もあります。
いきなりパーエフェクトな進行を実現するのではなく、まずはメールの利用を禁止にしてみる、制作現場内だけでもタスクランナーを使ってみるなど、小さなことからはじめてみるのはいかがでしょうか。
実際、弊社においても理想通りの体制を整えられるプロジェクトは希少です。
まず、正確に見積もることが困難であるということを(よくある追加要件などの具体例をまじえて)事前にクライアントに伝えるようにしています。
ひとまずザックリとこのくらいですが詳細が見えてきた段階で調整しましょう、と伝えれば、その段階でそんな曖昧な回答ではダメだと言われたことはありません。
スライド/動画ともに後日共有されますので、是非皆さんで見てください!
同じく、セッション9を担当したトゥーアールの西畑です。最後のセッションまで清聴いただきありがとうございました。
弊社もまぼろしと同じく受託制作をメインで行っている制作会社のため、大手や中小のさまざまなクライアントさんとお仕事をします。セッションでお話したような理想的な進め方の案件もあれば、理想とはかけ離れた案件も多くあります。
クライアントさんにもよりますが、理想に近づけるため最初のタイミングで以下のような質問ベースで誘導していくなどを行なってます。「ファイルのバージョン管理は普段どうされていますか?Gitを使われているようでしたらリポジトリを教えてください。リポジトリの準備が難しいようでしたらこちらでも用意できますのでー」
お見積に関しては、仕様が曖昧な場合はお見積から溢れた場合にどうするかの会話をお見積を行う前にしていますが、お見積にバッファを詰んでおきバッファ分が余ったら減額して請求、バッファが足らなくなりそうな場合は早めにアラートというのが多い感じです。仕様が確定している場合でも仕様変更がどれくらいありそうか、変更時には追加見積もりができるかをなどを確認しております。
セッションで伝えた内容を全部実現するのは難しいですが、まずはクライアントさんとの距離を縮めることを目標にがんばってみてはいかがでしょうか?
2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。