2018年2月24日(土)
2017年12月16日(土)ベルサール半蔵門 イベントホールで開催したShift11:Webデザイン行く年来る年のフォローアップとして、浅野 桜さん(タガス)、黒野 明子さん(crema design)の『これだけ押さえればOK!Adobeのツールを最大限活用するWebデザイン手法【2017】』セッションのスライドなどを公開します。
フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2017年12月)の時点のものです。
セッション3「Adobe」を担当したくれまとさくら(黒野明子と浅野桜)です。
2017年は、webサイトの制作ツールに迷う方が多い年だったかもしれません。
Illustratorでのweb制作を紹介すれば「Photoshopは?」、「Sketchじゃないの?」と質問され、Photoshopでのweb制作を紹介すれば「Illustratorは?」、「Photoshopは時代遅れでは?」とご意見をいただくことが多かったのです。
業務内容や制作フローの変化にともなってアプリやサービスが次々と生まれ、従来のアプリも大きく進化してきています。そして個人個人の仕事内容も非常に細分化され、同じように「web/アプリデザイナーです」と名乗っていても、ワークフローはまったく異なるケースも多々見受けられます(くれまとさくらの2人も、業務内容はまったく異なります)。
「webデザインの方法といえばコレ!」というデファクトスタンダードが揺らぎ、不安を抱えている方が多いのだろうと推察されます。黄色い紙のアンケートで「私も◯◯ユーザーなので勇気づけられました」という声をいただいたのも、その現れでしょう。
そんな世情やアンケート結果も踏まえつつ、来年のアプリ模様を「予報」してみましたが、納得できる内容でしたでしょうか。実際には、皆さま自身が「環境/仕事の与件に最適なアプリ」を選び取ることで、刻々と情勢が変わっていきます。
特に会社に所属されている方は、会社の環境によって、導入/活用できるアプリに制約があるケースもあるでしょう。しかし大切なのは、「実際にアプリをアップデートする/できるかどうか」よりも、「自分の知識をアップデートできるか」、「目的に合わせて適切なアプリや機能を選べるか」だと言えます。
まずは情報だけでもキャッチアップしていけば、今後の仕事の幅が広がったり、既存の仕事の効率化がはかれるかもしれません。アプリはあくまで道具のひとつ。主役はサイトやサービスの利用者。そして、デザインとデザイナーの皆さんです。
来年も楽しく&楽(らく)に、デザインに取り組みましょう!
(1)「クイック書き出し」で一括で書き出す:書き出したいレイヤーをすべて選択すれば、選択したレイヤーを一括で書き出せます。アセット(生成)と異なり、変更箇所を一括(リアルタイム)で更新はできません。
(2)[ファイル]メニュー→[書き出し]→[レイヤーからファイル]でレイヤーごとにJPEGやPNGで書き出すことも可能ですが、複数のレイヤーを組み合わせることが前提になりますので、表から省略しました。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
セッションではご紹介しませんでしたが、XDの強力な対抗馬(かもしれない)、InVision Studioも2018年1月に登場予定ということで、ますます「デザインアプリの空模様」から目が離せません。
2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。