CSS Nite LP57「All About XD」フォローアップ(4)池原 健治さん

2018年4月28日(土)浅草橋ヒューリックホールで開催したCSS Nite LP57「All About XD」のフォローアップとして、池原 健治(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の『コミュニケーションを可視化する!XDストーミング』セッションのスライドなどを公開します。

フォローアップメッセージは、イベント開催直後(2018年4月)の時点のものです。

フォローアップ

セッション4「コミュニケーションを可視化する!XDストーミング」を担当させて頂いた池原健治です。
ご参加ありがとうございました。

Adobe XDの機能的な説明などは他の皆さまにおまかせして、コミュニケーションツールとして情報伝達を最適化したり、自由な発想で様々な使い方ができるXDの懐の深さをお伝えできるように心掛けました。
テーマを2つに分けたことで、少々内容が浅くなってしまった部分もあったかと思いますが、まずは皆さまに「Adobe XDは楽しい!使ってみよう!」と感じてもらえたら幸いです。

参考リンク

アンケートで頂いた貴重なご意見、ご質問に関して

(質問)XDストーミングは、修正・確認がスピーディーで簡単になるよ、と受け取ればよいでしょうか?

集まった関係者が頭の中で考えていることを、ラフでよいのでその場でイメージや動きを作成・修正して共有することで、「認識のずれを無くす」ということが最大の目的と考えています。
もちろん他のツールでもやろうと思えば同じことはできるのですが、Adobe XDのレスポンスの速さと修正に強い機能が、特にこの手法に適していると思っています。

(感想)デザイナーとエンジニアのコミュニケーションが大事。

同感です。弊社ではエンジニア(として動くこともある)の私からデザイナー側にAdobe XDを広めたという経緯から、比較的導入は楽でしたが、 学習コストの低さにより、その逆(デザイナーからエンジニアへ)も有りだと思っています。

(キーワード)イケてない要望はイケてないデザインを作って見せたほうが説得力がある。

いかに最小限のパワーでイケてなさを見せるかがポイントです。・・が、イケてないと思われる中にキラリと光るものがあるときもあるので、生かすか殺すかはあなた次第です!

(質問)ブレストしてもしゃべらない人はどうすればよいですか?

日本人はシャイな方が多いので、そこは議長が適度に話題を振るなど、欧米式が良いかと思います!

(感想)同じくセキュリティの関係でクラウドが使えないため、リアルタイムコミュニケーションで使っています。

クラウドを使えないことで、かなり機能的な制限を受けるAdobe XDですが、リアルタイムなコミュニケーションならではのメリットと、(デザインスペックではなく)XDファイルそのものを下流工程にやり取りするワークフローを突き詰めていきたいと思っています。
(もちろんクラウドが使えるに越したことはないですが!)

(感想)合体プロトタイプ、何に使えるか不明ですがアイデアがすごい。
(感想)合体プロトタイプ、使えないけど面白かったです(他同意見)

お見せしたデモは、実用性を度外視してインパクト重視にしてしまいましたが、Adobe XDのプロトタイプ公開時の「埋め込みコード」が意外と知られていないようでしたので、HTMLにプロトタイプを自由に埋め込むことで、画面遷移ベースではなく、ページ内の一コンポーネント単位で管理・確認するような手法を考えています。

(感想)メインビジュアルのスライドを見せるときなどに(埋め込みコードが)使えそうだと思いました!

それだ!!

(質問)固定ナビゲーションは作れますか?

ナビゲーションだけのプロトタイプとコンテンツだけのプロトタイプを合体しましょう・・と言いたいところですが、ナビゲーションが機能しない(コンテンツ側と連動しない)ので、アップデートで来てくれることを期待しましょう(笑)

(質問)できるだけアートボードは増やさないほうが管理は楽?

確かにアートボードが少ないほうが管理しやすいですが、優れたUI/UXの模索にはどうしてもアートボードは煩雑化しがちです。無理に増やさないように考えるよりも、シンボルやアセット機能をうまく使って、アートボードが増えてもまとめて修正できる構造にしたり、過去のバージョンと住み分けて、複数のパターンを常に把握できるようにするなど、地味ですが整理整頓が大事なのかな、と思っています。

(キーワード)シュウゴ(他同意見)

シュウゴはあなたの心の中に・・・

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション