2019年10月16日(水)
2019年4月23日(火)にTKPガーデンシティPREMIUM神保町 で開催したCSS Niteビギナーズ「基礎からのウェブ解析」のフォローアップとして、井水 大輔さんの『ビジネスの成果につなげるためのウェブ解析』セッションのスライドなどを公開します。
CSS Nite ビギナーズ「基礎からのウェブ解析」にご参加いただきありがとうございました。
今回はウェブ解析のプロセスや分析のポイントについてお話しました。 セミナー内では、「KPI立て方」や「仮説を立てる」といったところはサラッと流して進みましたが、実際皆さんが行う際にはもう少しじっくりやることで気づきが多く生まれるはずです。ぜひ実践してみてください。
アンケートを拝見した中でも印象に残っているキーワードとして「データを先に見ない」、「仮説検証」や「KPI設計が大事」と書いてくれている方が多かったですが、なぜか?ということをちゃんと理解いただけたようでホッとしました。
これらを通して一番伝えたかったことは、データを活用することは手段であって目的ではないということです。
あくまでウェブ解析の目的はビジネスで成果をあげることです。
データにとらわれすぎず、目標(KPI)を立ててそれを達成するためにデータを活用してください。
サイト内で販売をしていなくとも、社団法人としてのミッションがあるはずです。
その目標を軸に「サイトの役割」はこうだな、と定めてそれを達成したかを判断できる指標を設けると良いでしょう。
具体的な内容がわらからないので少し曖昧になりますが、
少なくとも、こういった人(ターゲット)に、こうなってほしい!という想いあるかと思います。その場合サイトのこのページの内容とこのページの内容を読んでくれた人は「〇〇は理解いただけた。」「〇〇の行動に移す可能性がる」と判断し、それらのページを見た人の数をKPIにするというのも良いでしょう。
まさに仮説を立てる際にペルソナができているとより確度の高い仮説が考えられますし、カスターマージャーにも仮説は大事です。
しかし、こちらに関しては卵が先か鶏が先かに似ています。
分析結果より仮説を立てカスタマージャーニーを作成するのか、カスタマージャーニーを活用しつつ分析を深掘りしていくのかというどちらが正解とはいいづらいですが、どちらも課題発見や施策立案の助けになるものなのでうまく合わせて使ってください。
必要なデータを共有してくれないのであれば、クライアントがあなたに期待しているポイントがずれている可能性があります。
その場合い「何を期待していますか?」と聞いてみて下さい。
仮に売上結果の分析を希望している方であれば売上のデータを提供してくれないということはないはずです。
また漠然とサイトの分析をしてほしいという依頼の場合、信頼性の構築も必要なので基本的なことですがサイトの何を分析してほしいのか?「なぜ」分析してほしいのか?というところから経営的な悩みを引き出して下さい。
クライアントがコンサルタントやディレクターに対して「この人は本当にうちの会社のことを真剣に考えてくれているな」と思ってもらえれば必要なデータを提供してくれるでしょう。
*必要なデータと理解してもらうためにロジックの説明もできるようにしておくとベストです。
今回の内容が1つでもみなさまの「アクション」の後押しになれば嬉しく思います。
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2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。