2019年10月16日(水)
2019年4月23日(火)にTKPガーデンシティPREMIUM神保町 で開催したCSS Niteビギナーズ「基礎からのウェブ解析」のフォローアップとして、吉田 哲也さんの『よくある質問から考えるウェブ解析を使いこなすヒント』セッションのスライドなどを公開します。
アンケートを拝見していると、GDPRやプライバシーポリシー、Campaign URL Builderなど、知らなかった方も多かったようなので、お話できてよかったです。
今回は既存クライアントの質問項目を元に解説しましたが、ネットアンケートなどで悩みどころを募集するのも面白いかと思っています。
よく見る指標の例を知りたいという声も伺ったので、具体的な事例を上げて、業種やサイトのタイプ別に、よく見る指標を解説するセクションも追加したほうがイメージが湧きやすくなりそうなので、今後の課題とさせていただきます。
Google アナリティクス利用規約
https://www.google.com/intl/ja/analytics/terms/jp.html
WordPress向けGDPR対応プラグインの脆弱性
http://www.security-next.com/100144/2
クロスドメイン トラッキングを設定する(analytics.js)
https://support.google.com/analytics/answer/1034342?hl=ja
タグマネージャでクロスドメイントラッキングの設定
https://support.google.com/tagmanager/answer/6164469?hl=ja
Campaign URL Builder
https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/
Googleアナリティクスでクロスドメイントラッキングを設定した場合、レポートビューの設定の変更も必要になります。
設定方法は、以下のページの
「レポートビューを設定してフィルタを追加する」
の項目をご参照ください。
https://support.google.com/analytics/answer/1034342?hl=ja
弊社でもクライアント様にCampaign URL BuilderでURLを作成してから投稿していただいておりますが、各要素のルール付けをしっかり行うことが必要です。
1日に何回か投稿する場合は、Campaign Nameに日時だけでなく時間も入れる、などの工夫が必要になります。
複数のドメインにまたがる解析も、クロスドメイントラッキングで行うことは可能です。コンバージョンの測定については、各フォーム、ドメインごとに計測されるので、各デバイスごとのカウントできます。
Googleアナリティクスでクロスドメイントラッキングを設定した際には、目標URLの設定方法が通常と変わります。
通常は/form/send.html
のようにスラッシュで開始して目標URLを設定しますが、
クロスドメイントラッキングの場合、正規表現を利用します。^www\.a\.com/form/send.html
というような形式になります。
正規表現については以下のヘルプをご参照ください。
https://support.google.com/analytics/answer/1034324?hl=ja
コンバージョンという言葉とは少し異なりますが、目標値ということであれば、ページビュー、リピーターを増やす、回遊数を上げるなどの、目標設定はできます。
ただ、サイトの目的が分からないと、何を目標にするか、判断が難しいですね。
今回紹介した方法は、クリック回数のカウントなので、クリックして掛けるのを止めた数も含まれてしまいます。
そのため、より正確に計測するには専用の電話番号を用意して、アナログでカウントするような対応が必要になります。
2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。