CSS Nite LP, Disk 10フォローアップ+メッセージ(2)権 成俊さん(ゴンウェブコンサルティング)さんのセッション

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2010年7月24日、ベルサール飯田橋で開催したCSS Nite LP, Disk 10「SEOの棚卸し」のフォローアップとして、権 成俊さん(ゴンウェブコンサルティング)の『Web制作者が知るべきSEO視点からのサイト設計とワークフロー』のスライドとメッセージをシェアします。

メッセージ

ご参加の皆さま

昨日はありがとうございました。私のセッションは制作会社向けでしたので、それ以外の方には退屈させてしまったようです。なにぶん人数の多いイベントでスピーカーも多くおりますので、テーマごとに対象者がバラけることはご容赦ください。しかし、高評価の感想もいただき、大変嬉しく思います。

以下、いただいたご質問、ご意見にお答えいたします。

Q.5-6年前と現在のSEOの違いは?
A.5-6年前と言えばYahoo!Japanがロボット型に変わったころ、つまり日本でSEOが一般的になってきたころですが、SEOの重要要素は変わっていないと思います。ただ、重要度の比重、バランスが変わってきました。また、ややグレーな手法を使っている方にとっては多くのフィルターで対策が難しくなっていると思います。また、Yahoo!Jananの対策については当初はシンプルなアルゴリズムに見えましたので、簡単な対策で結果が出ましたが、最近はなかなかそのように行かず、設計と実装よりもその後の結果の解析とチューニングに時間がかかるようになっています。 Googleについては被リンクのグレーな手法が大分排除されてきたので、いわゆる内部SEOが効果的になっているように思います。
Q.キーワード選定の方法についてもう少し詳しく
A.新規サイトの制作ではキーワード選定は市場規模の調査からかなり時間をかけてやりますので説明が難しいのですが、リニューアル案件ではGoogle Analyticsから始めることが多いです。しかし、オーガニック検索(SEO)だけで誘導できている母数は少ないので、より網羅するためにキーワード調査のためにリスティング広告をテスト出稿します。豊富なキーワードで出稿し、滞在時間とインプレッション数などを目安に質と量の両面で効果的なキーワードをリストアップします。そのキーワードのリストからサイト設計を行い、スモールキーワードが大量に出る場合はキーワード辞典が他のコンテンツを作るなどの方法を使って誘導数を稼ぎます。
Q.出現率を上げるのは効果ある?
A.ご説明不足でしたが、Yahoo!Japanでは効果があると思います。出現率についてはGoogleを中心としたSEOを行う海外では効果が無いという意見が一般的ですが、当社のSEO実績では昨日、今日でもYahoo!Japanでは効果があがっています。また、検索エンジンのページのテーマ分析の方法として、一定の評価を与えるのは妥当だと思います。もちろん、キーワードを出来るだけ詰めこめ、という意味ではなく、1000単語に対して数語の場合と、数十語の場合で効果が違う、という意味です。実際は競合のサイトの中でもっとも出現率が多いページを参考出現率と考え、それに近い幅の中で極大値を探すという作業を行います。実際に調整するのはキーワードを追加するのではなく、削ってテーマを"浮き彫り"にするやり方です。不自然なくらい追加していくとペナルティを受けることが多いためです。しかし、当社では他の要素も含めた対策の中で行っておりますので、他の要素との複合的な効果もあるかもしれませんから、同じような実験をしても再現性が無いと言う方もおられるのかもしれません。SEOの要素については判断が難しいですね。
Q.ナビゲーションを削除する効果はテキストの出現率ではなくリンクジュース流出の防止効果?
A.当社でSEO的な効果が見られているのはYahoo!Japanです。そこまで厳密なリンク流出のマイナス効果は無いと思っています。また、当社の回避方法として、テキストナビを画像化することでSEO効果を向上させていました。その点でもリンク流出の効果では無いと考えました。
Q.amazonインテリアページのタイトルが長いのはOK?
A.インテリアページではキーワード:ページ=1:1設計では無く、多:1設計になっているということです。1キーワード(キーフレーズ)あたりの点数が減るため、SEO的にはベストでは無いですが、インテリアのような商品では検索訪問キーワードが複数のバリエーションに渡ることを考えると、1:1設計はなじまず、コスト等の兼ね合いもあって多:1設計にすることがあります。しかし、それは競合サイトも同じであり、自然とSEOの競合度が低くなりますから、多:1設計でも十分に上位に出せると言うことです。特にamazonの場合は十分に。このあたりは競合の設計を見てどのくらい点数を集中させれば勝負できるかを判断する応用力が必要になりますね。

2016年に開催されたCSS Nite関連の38イベントからベスト・セッションを選出しました。

毎年年末に開催している「Shift」シリーズの第11弾として、2017年のWeb制作シーンを振り返ります。現在、Facebookにて参加表明を受付中