2012年8月17日(金)
2011年12月10日(土) に開催したCSS Nite LP, Disk 20:Webデザイン行く年来る年(Shift5)のフォローアップとして原 一浩さん(Greative)、矢野りんさん、坂本 邦夫さん(フォルトゥナ)、小山 智久さん(キゴウラボ)の『激動の今年を振り返る、師走のWebデザイントレンド60分拡大版!』のスライド、音声などを公開します。
デザイントレンドでリサーチ周りを担当しました原です。
今年のデザイントレンドも世相を反映したものになったなあと感じています。様々なサイトを見ていて感じるのが、業種(ジャンル)によって独特なデザインアプローチが慣習化し、まとまってきているなあという点です。
例えば自治体サイトは、競合分析とユーザーに慣れたユーザーインターフェースを提供しようと最適化された結果が、日本独自のデザイン文化を持つように至り始めている気がします。その他の業種サイト、例えば大学のサイトなどもある方向性を持った共通の情報構造に至ってきたりします。
まだまだ追えていない方面のサイトは沢山あります。来年も更にいろいろなところを定期巡回し、良いコンテンツとして提供できたらと考えています。
また、個々のディテールを追いつつも、全体としてざっくりとWebサイトのデザインを俯瞰できるような、そんな研究を引き続きライフワークとして取り組んでいく予定です。
それでは、よいお年を。来年もどうぞよろしくお願いします。
http://greative.jp/ http://twitter.com/kara_d
デザイントレンド&スマートフォンの相づち担当、矢野です!
今年のShiftも、デジタルデザイン界の1年がよくわかるアツい内容ばかりでした。とくに、これからどう働くのか、という基調講演の問いかけにすべてのセッションがひもづいているような感じでしたね。
そんな私も今年はShiftの年です。
長くフリーランスで仕事をしてきた身ですが、このたび自分が3年近く(趣味で)手がけてきたプロダクトの日本語入力アプリ「Simeji」が、株式会社Baidu Japanに買収され、自分自身もBaiduに参加することになりました。
Baiduの本体は北京にあり、世界でも経営規模の大きさは6位という巨大企業だということも実は最近まで知りませんでした。相方の足立昌彦とともに、中国のエリート技術者と(東京で)働くことになるのですが、フリーでただ、楽しいと思えることだけに時間を割いてきたわたしが、こうした評価のされ方をするのだから世界は変わるわけだ。と、確信できた出来事でした。
会社に所属してもいつもと変わらず、好奇心だけで行きていきます。そして、そんな私の原点であるCSS Niteにこれからも呼んでもらえるよう、がんばります。
ではでは、皆さんも、来る2012年、一緒に楽しみましょう。
http://yanorin.blogspot.com/ http://twitter.com/yanorin
デザイントレンドで配色を担当しました坂本です。
色彩の本質的な機能などは時代の変化に関係ないものですが、、ハードウェアやトレンドなどのWebを取り巻く環境によって、どのように色を扱うかについては大きく変わります。
PCサイトでは画面サイズが大きくなったことにより、よりその企業らしさを表現しやすくなったという一方で、スマートフォンの画面のような限られた大きさ表現しなければならないなど、様々な環境に対応することも求められています。
私の業務もよりマーケティング色が強くなっていることを感じており、色によるプロデュース力が問われ、色彩決定はデザイナーではなく、企画段階からプロデューサーやディレクターが考えるという時代が少しずつ近づいていると考えているのですが、さてどうなるでしょうか。
また来年もどこかでお会いできればと思います。それでは皆様、よい年をお年をお迎えください。 http://www.color-fortuna.com/ http://twitter.com/Kunio_Sakamoto
デザイントレンドで、UX、UI、IAを担当した小山です。
Shiftは初参加が発登壇となり緊張しましたが、年の瀬も迫ったこの時期にも関わらず、皆様の食い入るようなスクリーンへの視線に情熱を感じました。それに答えられていたでしょうか。
ウェブで完結するサービスやツール、スマートフォンのアプリなどが増えてくることもあり、ますますアプリとウェブの差は無くなっていくと思います。しかしウェブがアプリ化していくだけでなく、アプリがウェブ化しているところにも着目して欲しいと思います。例えばエクセルを起動してもキャッチコピーは無いかもしれませんが、ウェブアプリなら考えられるということです。ウェブアプリと、プロモーションサイトは近い位置に存在し、同時にみせることもできるし、競合も沢山いるからです。
だから来年はコピーライターの存在が、デザイナーのパートナーとして重要視されるとおもっています。それにあわせて私達の業務もビジュアルをこえた業務にどんどんShiftしていきそうです。
またどこかでお会いできればとおもいます。
再演版のエントリーもご覧ください。
2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。