CSS Nite Shift13フォローアップ(5)「動画」セッション

2019年12月21日に浅草橋ヒューリックホールで開催したCSS Nite Shift13「ウェブデザイン行く時代来る時代」のフォローアップとして、後藤 賢司さん(よつばデザイン)たにぐち まことさん(ともすた)の『字幕がつなぐ、ウェブと動画のこれからの関係』セッションのスライドなどを公開します。

フォローアップ

たにぐちさんから

動画セッションを担当したたにぐちです。

CSS Nite Shiftは、クリエイティブはもちろんのこと、マーケティングやアクセシビリティなども学べるイベントです。

そこで、動画セッションでは動画マーケティング、動画アクセシビリティにも通じる話として、「字幕(CC)」を取り上げました。
動画コンテンツはこれから、情報伝達やマーケティングに欠かせないツールになっていきます。その時、どうしても撮影やカメラ機材に凝ることに視点が行きがちですが、その時に是非少し字幕を作ることで、多くの人たちに映像を届けるという所にも、目を向けてみていただければ幸いです。

頂いたご質問への回答です。

Q. 動画の編集には、どんなソフトを使っていますか?

私の場合、ほとんどの動画が「教材動画」なため、Camtasia Studioという統合編集ソフトを使っています。
https://www.techsmith.co.jp/camtasia.html

撮影から編集、カメラとの合成や、ナレーションの収録などが1本のソフトで行えます。字幕の作成ももちろん可能です。

その他、編集ソフトとしては次のようなものがあります。

Adobe Premiere Pro
https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html

DaVinci Resolve
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve

Final Cut Pro
https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/

Adobe Premiere Rush
https://www.adobe.com/jp/products/premiere-rush.html

Luma Fusion
https://apps.apple.com/jp/app/lumafusion/id1062022008

後藤さんから

動画セッションに登壇したよつばデザインの後藤です。
ご参加いただきありがとうございました。

ウェブサイトでの動画の活用は今後大きな需要があると考えます。
時間の関係で説明できなかった所もあったので内容を追加して記事にしました。
事例も追加していますのでご興味ある方は見ていただければと思います。
https://note.com/kenjigoto/n/ncb7c5ac2623e

新しい通信規格5Gがスタートすれば完全に使い放題となるので動画を閲覧する環境が大きく変わります。
求められる表現も変わる可能性があります。
リッチな表現を提供するというよりは、テキストや画像では伝えづらい部分をよりわかりやすく提供するために動画を活用すると考えていただければと思います。
人と人とをつなぐためのきっかけを作るために動画を使うという視点も大事だと考えます。

ユーザーが求める動画に対する感覚も重要になります。
あまり興味がない上司の子供の運動界のビデオを見せられるのが苦痛なように、発信側の目線でなく受信側のユーザーに見てもらえる動画
を目指す必要があります。
これから動画を始めようと思ってる方はまずは1ユーザーとして楽しむ事をオススメします。
動画を作る手法も大事ですが、動画をどんな切り口でどう作っていくかについても興味をもっていただければと思います(需要があるのは後者です)。
動画クリエイターになる必要はありません。クライアントに対してどんな価値を提供できるかの目線で動画を活用していただければと思います。

下記グループを運営していますのでご興味ある方はご参加ください。
ビジネスで動画活用するための情報交換所
https://www.facebook.com/groups/297169024407783/

いただいたご質問にお答えします。

Q.動画編集のおすすめのツールを教えてください。

A.私自身はPremiere Pro を使っています。
WordPressサイトの操作説明動画にはScreen Flow(Mac用)というアプリを使っています。画面録画から編集までひとつで出来るのでオススメです。
操作説明動画は寂しくなりがちだったりノイズ音が気になったりするのでうっすらBGMを入れるようにしています。

Q.ウェブサイトのトップページに掲載する動画の容量を教えてください。

A.基本はYouTubeにアップしたものを読み込んでいます。動画サイズはFHDで書き出しているので数十MB〜100MBちょいぐらいが多いです。
YouTubeは回線状況に合わせて動画のサイズを自動で調整してくれるので読み込み速度についても気になる事は無いです。
YouTubeなどを介さずレンタルサーバーに直接動画をあげていると転送量の制限がかかったりサーバーが不安定になるのでご注意ください。

あんこ情報もいただきありがとうございます。

2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。

2010年から2019年のベスト・セッション