2015年1月 2日(金)
2014年8月16日(土)ベルサール九段 イベントホールで開催したCSS Nite LP37 「選ばれるECサイト」のフォローアップとして、辻 正浩さん(so.la)の『いま取り組むべきECサイトのSEO』セッションのスライドなどをシェアします。
第3セッション「いま取り組むべきECサイトのSEO」を担当致しました辻です。
セッションの中で申しました通りGoogleは本当に激しい進化を続けていまして、SEOを専門にしている私でもその変化のすべてを把握出来なくなっているほどです。しかし、Googleの進化は「より検索される方の利便性を増すように」進んでいます。このセミナーに参加されたような方、顧客目線でECサイトをより良いものに変えようとされている方にとっては追い風になるはずです。
セッションの中でお話ししましたことは、追い風をいっぱいに受けてさらに加速するための帆になるはずです。どうぞご検討くださいませ。
セッションの中で申しましたハウツーサイトnanapiのSEOについての記事です。
セッションの中で申しましたネットショップのSEO要件のほとんどが網羅された電子書籍です。
セッションの中で申しました、一覧ページのSEO要件について45分お話しました昨年のCSS Niteのセッション資料及び動画の公開ページです。
セッションの中で申しました「カツオアルゴリズム」の詳細情報です。
この仕様も2年でどんどん変化していますが(ニュースサイト以外では)現状ほぼ気にする事はありません。しかしこれは2年前からの事象ですがほとんどのプロでも気づいていない事です。そのような仕様は沢山あります。Googleは複雑化していまして「攻略」が難しすぎる事はご理解いただけるのではないでしょうか。
アンケートへのご記入、ありがとうございました。その中でお寄せ頂いた質問に回答いたします。
これは、いくつかの原因が考えられます。
他にイレギュラーはいくつかは考えられますが、よく発生するものはこちらでしょう。title要素のGoogleの扱いも変化を続けています。しかしセッションで申しました通り影響力が大きいものですので、色々と試されることをおすすめ致します。
はい、たくさんあります!ECサイトでしたら上でご紹介しました渡辺隆広さんの電子書籍を読まれることをおすすめします。
ECサイトのSEOを行う上でまず行うべきとして私が重要視しておりますのは一番工数対効果が良いtitle要素です。しかし、もちろん他の部分も重要です。meta要素descriptionはtitle同様CTRには影響しますので重要ですが、title要素に比べると影響力は大きく落ちます。しっかり気をつけた方が良い事は確かですが、潤沢に工数をかけられる状況では無くこれまでtitle要素をあまり気にして来られなかったのでしたら、まずはtitle要素から考えられることをおすすめします。
なお、meta要素KeywordsはGoogleにはほぼ影響しませんのでSEO観点では気にする必要はありません。
公開できるお客様の情報が限られますので明確なお話はなかなか出来ず申し訳ありません。nanapi様の詳細は上でご紹介しました記事に情報がありますのでよろしければご覧ください。
追う指標は最終的には検索から発生するコンバージョンと検索流入ではありますが、SEOを深く行う上ではそこだけを見ていても何もわかりません。そのサイトに合わせた様々な面で行っています。例えばインデックス数や流入発生LP数、特定キーワードグループでの順位動向などが挙げられますが、そのサイトに合わせた指標を見ています。
具体的な解析方法の詳細につきましては、それだけで1セッションとなってしまいますので概要だけご説明致します。
Webサイトのパターンにもよりますが、Googleの流入キーワードがほぼ見られなくなった今、私はSEOの分析のためのアクセス解析では流入キーワードは重視しません。(Yahoo! 検索の流入の比率がとても高いWebサイトの場合は異なります)。GoogleとYahoo!検索の検索のされ方が大きく違う場合もありますので、Yahoo! 検索だけを見ると特定の層のみを分析する事になってしまいます。さらに最近ではスマートフォンの問題もあります。PCとスマートフォンでの検索のされ方も大きく異なりますが、スマートフォンでのGoogle検索のシェアを考えますと流入キーワードを軸に判断することは非常に危険です。
そこで重視していますのは、流入ランディングページの変化です。テンプレート別、内部リンクの傾向別、内容別など、ユーザ属性別ではなくランディングページ別に切り分けて、どのようなランディングページにどのような流入があって、どのように変化しているかをとことん深堀りしていく解析を日常的に行っています。
そのようなケーススタディは皆様の役に立つものでは無いかもしれません。そう申しますのも「訳の分からない挙動」に立ち向かうのは、大量のデータを分析し続けるしかありません。しかもイレギュラーな事ですので、それまでとは違うデータの切り口が必要になる場合も多いものです。そのような分析に慣れているはずの私でも、経験がない挙動の理由に確信が持つには何十時間も掛かる事が多いものでして、SEOを専門にする人以外には現実的ではない場合が多いものです。
もしあなたがSEOを専門とされてないのでしたら、「訳の分からない挙動」は致命的なものでない限り諦めることも必要と考えます。セッションでも申しました通り、現状Googleの挙動をすべて把握することは不可能です。おそらくサイト全体が落ちる事は少ないはずです。一部の問題解決に時間を掛けるのであれば、落ちていない部分をさらに強くすることを考えるべきでしょう。
ただサイト全体が落ちる事や、売上に影響が大きい致命的な問題だった場合はそうも言えないでしょう。その場合は「訳の分からない挙動」でも、それがわかる人もいるかもしれませんので、SEOに詳しい人に相談することが一番の近道でしょう。
しかし信頼できるSEOの専門家は多忙でしたり高価でしたりで発注できる機会は少ないはずです。
対策としましては、一つのSEO上の問題が売上に大きな影響を及ぼさないように普段から考えておくことをおすすめします。「商品ページでしか流入が取れていない」「ブログでしか流入が取れていない」などのように一つの検索流入のパターンに頼っていますと、トラブルが発生したときに問題が大きくなります。セッションで申しました通り「狭い分野からでも一番を目指す」事は強くおすすめしますが、その狭い分野をどんどん広げていくことが重要でしょう。
(なお、ただいま弊社でも十分に仕事を頂いておりまして新規の仕事をお受けできておりません。)
「NAVERまとめが上位に出過ぎている」のか「NAVERまとめの高い価値が正しく検索エンジンに認識されているのか」の判断は難しい所ですが、そもそも今後のNAVERまとめの評価がどうなるとしましても、行うべきことはかわりません。
「うまく活用する」としますと、NAVERまとめは広告等を除き営利を目的とした利用は認められていません。ですので行える事としましてはNAVERまとめに取り上げられやすいようなコンテンツ作りを行う事でしょう。しかしそれはNAVERまとめだけに効く事ではありません。まだまだ検索エンジンが評価するリンクを得やすい状態にするために必要なことの一つですので、NAVERまとめは関係なく、ぜひ行うべきことです。
なお、これまでの流れを見る限り直近で大きく落とす事はないのではないかと考えています。現段階では私はまだまだしばらくNAVERまとめが検索されやすい状況は続くと考えていますが、セッションでも申しました通り今の検索エンジンを把握することはできませんので自信を持って申せる状況ではありません。またYahoo!検索へのNAVERまとめの挿入はGoogleの判断とは違う軸で行われている事ですので、永続的に続くものではないかもしれません。
このように確信が持てる事は非常に少ないのが現状です。特定の媒体をうまく使う事は重要と考えますが、ひとつの手法に頼ることはおすすめしません。
2019年、CSS Niteでは49回の関連イベントを通して123セッションが行われました。その中からベスト・セッション+αを選びました。